アパート・マンション賃貸の会社で仲介アルバイト

大学生の時に社会勉強のつもりでとある全国展開しているマンション・アパート賃貸の会社で仲介のアルバイトをしていました。
お客様への物件紹介から物件案内、書類手続き、鍵渡し・・・と一通り経験させていただきました。
人が住む場を提供するというのは色々あるものです。

珍事件やオカルト話もありましたが、ちょうどこんな年末の時期にあった事案のことを思い出しました。
東北の田舎から上京して数年のAさんの話です。

まず最初の訪問は家賃滞納が原因でした。
数ヶ月の家賃滞納でした。
こちらからの電話には出ないので直接訪問です。

「ピンポ〜ン!ピンポ〜ン!!」しかし案の定出ません。
メーターは回っていましたが、冷蔵庫などの微弱なもの。
翌週上司と共に再訪し警告文の貼り付け・・・。

しかし連絡は来ない。
次は保証人となっている実家のお父様に連絡。
平謝りでこちらが申し訳なくなる位でしたが、彼は実家にも連絡していませんでした。
お父様からまた連絡をいただくことで電話を切りました。
数日後連絡が入り、強制退去でお願いしますとのこと。
家具類の処分の一切こちらにまかせると・・・。
強制退去の費用、家賃滞納分は全てお父様持ちということでこの案件は終了することに。

ここからが未知の世界でした。
了承を得たとはいえ、他人様の居住空間に足を踏み入れるというのは怖いような、わくわくするような何とも言えない変な気分でした。
強制退去の業者に引き渡す前に住居状態のチェックをするのは私共の仕事でした。
壁紙の状態などの確認をするのです。

上司含めて3人で入りました。
足の踏み場はありませんでした。
ぐっちゃぐちゃの生活でした。
男の一人暮らしだとそんなものかもしれませんが。
私はある物に目が留まりました。
ある宗教の袈裟のようなものです。

そのこエリアだけ綺麗にしているから目に留まったのです。

そして同僚が冷蔵庫にキャットフードを発見。
猫は室内にいませんでしたが、飼っているようで猫用のおトイレがありました。
ペット禁止の物件だったため、壁紙などは全取り替えとなりそのお代もお父様に請求がいきました。

上京して数年。
宗教が彼を変えたのか、変わった彼が宗教に頼ったのかは謎です。

宗教は怖いな・・・と感じました。
いや、変わっていく人間が怖いのかな。


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